ʻŪniki 2022の準備

私たちのʻūnikiは元々は2020年5月に予定されていました。ですが世界的なコロナの大流行により、無期限の延長を余儀なくされました。
最終的に私たちのʻūnikiが開催できたのは2022年9月.
自分自身のために、そして私たちの未来の後継者のために、記録を残したいと思います。

ʻŪniki前に準備をすることはたくさんあります。
1. Tiの葉をたくさん集めてきて、切る。
2. Halaの実を見つけ取ってくる。
3. Palapalaiのシダを集め、適度な長さに切っていく。
4. 必要なLeiを作っていく。
5.今回のʻūnikiの舞台でもある‘Ulupō Heiauをチェックし踊る場所を決める。
6. ‘Aha Hōʻikeのためのプログラムの準備。
7. Hulaの練習、最終合わせ。
8. Imuの準備(Hula sisterのご両親が用意してくださいました。)
9. 事前のMaileのLeiのオーダー

トレーニング中に行った準備

‘ūnikiの前に準備することは山程あります。
上記にあげた準備はʻūnikiのためにHawaiʻiに到着した後に行った準備に過ぎません。
Hawaiʻiもしくは日本にてʻŪnikiのトレーニング中にも、自分のʻūniki衣装、 羽根のlei poʻo、貝のkūpeʻe、OliやHulaを身体に染み込ませる、などなど、たくさんの事前準備が必要です。

この中でも1番手間のかかるものは、自身のʻūniki衣装を作ることです。布は買うことができるのですが、模様を書くためのインクを自分で作る必要があるのです。
まず最初に大量のKukuiを拾い集め、割って中のナッツを取り出します。そしてそのナッツからオイルを抽出。その後、以前に人からもらったLeiや自分で作ったLeiで乾燥させたものを燃やします。このオイルと灰を混ぜてインクを作りūniki衣装に模様を書いていくのです。

*私たちの伝統では、模様の入ったPāʻūは ʻŌlapaとしてʻūnikiをするまで着ることが許されませんでした。 (Kahikoに限る)

*ハワイの人々はLeiは愛を込めて作るものと信じています。その愛を込めて作られたLeiを灰にしてインクにすることで、私たちのHula人生にその方々からの愛を永遠に込めるのです。

また、羽根のLei poʻo (Lei Hulu)を作るのも、なかなかに時間のかかるプロセスです。色染めされた鴨の羽根を使い、その羽根を全て同じ長さに切り揃えて行きます。 その後、1枚1枚、土台となる毛糸に巻き付けて作っていくのです。

ʻūnikiのためにHawaiʻi到着後

これら全ての準備が整って初めて、ʻūnikiの用意ができたとみなされます。
今回作ったフレッシュなLeiは以下です;
1. ツンツンのTi leaf Lei Poʻo
2. Tī Leaf ネジネジ kūpeʻe
3. Palapalai Lei Poʻo
4. Hala Lei
5. ツンツンの Ti leaf kūpeʻe
6. ゲストの方のためのLei

MaileのLeiは基本的にO‘ahuではMaileが手に入りにくいため事前にオーダーします。(私たちのHulaのルーツがKaua‘iのため、Maileはʻūnikiの儀式には必要なもの)

今回のʻūnikiはKailuaのUlupō Heiauで行いました. 私たちの伝統では、もしKumu Hulaになる生徒がいる場合、Kauaʻi島のKeʻe、Ke ahu a Lakaにてʻūnikiを行うのが普通です。(ルーツがKaua‘iのため)しかし、そこに行くための道は2018年のKauaʻiの大洪水で崩れてしまっています。また、Kumuは御年88になる時で、夜中に暗い崩れた山道を登るのは大変な危険を伴います。そして、私個人的にKailuaでʻūnikiを行いたかった理由は、Kumuの旦那様であるPapaの存在でした。Papaは2021年5月に亡くなりました。私はPapaの存在が強く感じられるKailuaの地でʻūnikiを行いたかったのです。彼なしでは私たちのʻūnikiは絶対に実現しませんでした。Papaのサポートはそれくらい大きかったのです!

これが私たちが事前に行う必要があった準備です。